本日の1年理科では『オオバコ』と『オオアレチノギク』を採取し、根の構造の違いを観察しました。
オオバコ(写真の左側)は「ひげ根」と呼ばれる細い根が束になって生える形をしており、一方のオオアレチノギクは太い主根からその左右に側根が伸びる構造をしています。では身近にあるタンポポはどちらのタイプでしょうか?
写真をごらんください。タンポポはオオアレチノギクと同じく、主根と側根を持つ構造でした。それにしてもなんと長い根でしょうね!!地上に見えている黄色い花や葉は植物全体のほんの一部で、地下には驚くほど長い根が張り巡らされているのです。
この授業をみて、ふとこんなことを思いました。人間も同じように、表面に見えているものは一部に過ぎず、その人を支える「根」のような大切なものは、普段は見えないところにあるのかもしれない。植物が地下深くに根を張って生きているように、私たちも見えない部分に大切な何かを育てているのでしょうね。