本日は全学年で「学力テスト」が実施されています。 生徒の皆さんは、真剣な表情で問題に取り組んでいます。
学力テストは、単元テストや期末試験とは異なり、試験範囲がとても広いのが特徴です。ここまでの学習内容すべてが問われるため、勉強も本当に大変です。
テストは、点数そのものよりも、「現時点での自分の力を知る」という側面が強いものです。だからこそ、本当に肝心なのは「テストの後」です。テストが返却されると、自分が今、何ができて、何ができていないのかがはっきりと分かります。つまり、「自分の弱点」が明確になります。
大切なのは、その弱点を見つけたときに、どう行動するかです。 「わからなかった」「間違えた」で終わらせず、その克服に向けて、具体的な「手立て」を行いましょう。
なぜ間違えたのかを明らかにし、もう一度やってみる。わからなければ先生や友だちに聞いてみる。 そのようにして、できなかったことが少しでもできるようになれば、それはまぎれもなく「自分の力が向上した」証拠です。
その積み重ねが、将来の大きな力につながっていきます。
テストは、結果が出た瞬間よりも、「その後、どうしていくか」がはるかに大事です。 点数を見て、人と比べることなんてナンセンスです。
一番大切なのは、他人とではなく、過去の自分と比べること。 「昨日の自分より1ミリでも成長していく」ということです。
今回の学力テストを、自分自身がさらに成長するための絶好の機会と捉え、しっかりと振り返りを行ってほしいと願っています。