本日、本校の3年生を対象に、毎年恒例となっている「認知症サポーター養成講座」を開催いたしました。講師として、地域支援センターの方々を招き、専門的な知見からお話をいただきました。
お話を聴いた後は、具体的な接し方を学ぶためにミニ劇(ロールプレイング)も行われました。例えば、「ごはんを食べたのに『まだ食べていない』」、「財布をとられたと言い続ける」おばあちゃん。こうした場面を想定し、実際に対応を体験しました。 「さっき食べたでしょ!」「誰も盗ってないよ!」と、つい事実を伝えて否定してしまいがちです。
しかし、講師の方からは、 「本人は『食べていない』『盗られた』と本気で思っており、不安でいっぱい。その気持ちを頭ごなしに否定しないことが大切」 とアドバイスをいただきました。
日本は今、世界でも類を見ない「超高齢社会」を迎えています。 生徒たちも、いずれ大人になり、社会に出ていく中で、「認知症」は決して他人事ではなく、誰もが自分事として向き合わなければならない身近な問題です。
こうしたことを考える貴重な機会をいただきました地域支援センターの方々に、心より感謝申し上げます。 誠にありがとうございました。