本日、本校体育館にて「介護人材確保支援事業」の一環として、栗山町立北海道介護福祉学校の皆さんをお招きした体験授業が行われました 。この事業はせたな町の協力のもと実施されたもので 、北檜山中学校、瀬棚中学校、大成中学校、今金中学校の4校から、中学2年生合計73名が参加しました 。
テーマは「楽しみながら高齢者の疑似体験」 授業は、介護福祉学校の2年生22名の皆さんが講師となって進められました 。 まず、介護福祉学校の紹介や「福祉・介護とは何か」に講義を受けました 。
講義の後は「高齢者疑似体験」 ということで、4つのブースを回りました 。
①見る(視覚障害体験) 白内障や緑内障などを体験できるゴーグルを装着し、写真や文字がどのように見えるかを体験しました 。
②聞く(聴覚障害体験) ヘッドホンを装着し、日常の会話が聞き取りづらくなる状況を体験しました 。
③動く(関節可動域制限体験) 手足に装具を装着し、関節が動きにくくなった際の身体の動かしづらさを疑似体験しました 。
④知る(認知症) パワーポイントやクイズ形式で、「認知症とは何か」を楽しみながら学びました 。
生徒たちは3校時と4校時の時間を使って、すべてのブースを熱心に体験していました 。
授業の最後には質疑応答の時間が設けられ、各中学校の代表生徒が体験の感想を発表しました 。「介護という仕事がどういうものなのか具体的に知る貴重な機会になりました。」「実際に体験してみて、高齢者がどんな感じで生活が不便なのかよくわかりました。自分の祖父母にもやさしくしようと思いました。」といった感想を述べていました。
介護福祉学校の学生の皆さんのわかりやすい説明とサポートのおかげで、生徒たちは高齢者の視点に立った「気づき」を得ることができました。福祉や介護への理解を深める、大変貴重な機会となりました。
栗山町立北海道介護福祉学校の皆様、本当にありがとうございました。